親子で楽しむ本【かあちゃん取扱説明書】 小学生・児童書
「かあちゃんは、ほめるときげんがよくなるんだ。
とにかくほめること。パソコンもビデオも、
あつかい方をまちがえると、動かないだろ」
かあちゃんのあつかい方をマスターしたら、
おこづかいだって、おやつだって、ゲームだって
ぼくの思い通りになるかもしれない。
読み聞かせでも大人気の「かあちゃん取扱説明書」
子どもは『楽しく、笑って』読む子が多いかな?
毎日「早く!」と言っている
私のようなお母さんにも、是非読んで欲しい本でもあります。
この本に出てくる「かあちゃん」「とうちゃん」も「哲也くん」も
お友達の「カズくん」や「カズくんのお母さん」もみんな魅力的。
こんな素敵な「かあちゃん」でありたいなと思いました。
本の中で
主人公の哲也くんがかあちゃんにしてもらいことで書いた10箇条。
子どもも「そうそう」「そういわれるとイライラするよー」
とノリノリで読んでいました。
- 好きなごはんを作って欲しい。
- 勉強・勉強といわないで欲しい。
- お手伝いをしろといわないでほしい。
- 早くといわないでほしい。
などなど
お母さんも「早く」って言わないように気をつけているのだけどね。
でも出来てないよね。お母さんも反省します。
ついつい「早く◎◎しなさい」「宿題終わったの?」なんて言っているね。
でも、書道の筆洗った後の洗面所、墨が四方八方に飛び散っていて
お母さんは叫びそうになりましたよ。
心にグサッとささる場面も多くありました。
カズ君が
「ぼくはかわったのに、お母さんはかわれないんだ」
と悲しそうに言った場面もそう。
最後にはカズ君のお母さんにも変化があります。
かあちゃんのトリセツを書くためにかあちゃんを観察する哲也くんにも
変化があります。
最近読んだ「レンタルロボット」も面白かったです。
こちらも子どもの心の成長を描いています。